国立天文台によると、今日(2016年5月31日)はスーパーマーズと呼ばれる、火星が地球に大接近する日にあたり、今日から1週間くらいは天気が良ければ1晩を通して火星を肉眼で見れるくらいの大きさ(普段の約3倍)・明るさだとのことです。
最接近時の距離は7,528万km、地球が太陽の周りをまわる周期がほぼ円形であるのに対して、火星は楕円形のため、約2年2カ月で接近を繰り返しているそうです。明るさは、赤く光っている(マイナス2等星くらい)大きな星を直接目視できるくらいなので、見つけるには都合がいいですね。次回は、2018年7月31日で、文字通り最接近で5,759万km。

7,528万kmって、どのくらいの距離なんでしょうか?
  • 地球一周の長さ
地球は、人工衛星から見たところによると、地球は円球の頭をつぶした、ミカンのような形だと言われていて、赤道の長さでは約40,077km、北極~南極の長さでは40,009km、約40,000kmで間違いないわけです。

ここで驚く事には、古代ギリシャ人のエストラテネスは紀元前230年に、地球一周は約46,000kmだと計算していたというから驚きです。すでに、「地球は円い」とわかっていたんですね!!
  • 太陽と地球の距離
地球と太陽の距離は14,960万km。ということは、今回、火星と地球の最も近づく距離の約2倍、ということになります。あれっ、火星って意外と遠い?

 地球と太陽の距離を1光年(光の速さは毎秒29万9792.458kmで、光が1年でたどり着く距離を1光年といい、9兆4600億km)の距離で割ってみると、0.00001581光年、分になおせば8分19秒、つまり太陽から出た光は約8分後に地球に届くということです。これを火星に置き換えると、約4分後、ということになりますね。
ウルトラマンシリーズで、ウルトラマン兄弟達は、それぞれ”マッハ○○”の速さで空へ(M78星雲?)に帰っていましたが、マッハは対音速の単位なので(約340m/s)、光速は約マッハ88万、という計算になります。歴代ウルトラマンの最速スピード(ウルトラマンパワード・青い目のウルトラマン)がマッハ27ということですが、彼でもフルスピードで約90.5日間で到着・・
  •  人類の火星旅行は?
米CNNによると、工業デザイナーのチャールズ・ボンバルディア氏は、マッハ24で空を飛ぶ超音速旅客機のコンセプトを発表、地球の真裏を意味する「アンティポード」と名付けられたこの旅客機は、10人の乗客を乗せ、英ロンドン―米ニューヨーク間を11分で結ぶとのことですが、まだまだ実現化は数十年先、とのことで、実現に最も近いところにいるのは米国防総省、2013年には無人で小型のスクラムジェット実験機でマッハ5を出すのに成功しています。

また、オランダのマーズ・ワンという非営利団体は、2018年の火星への旅行を計画、「片道旅行」の募集をし、現在20万人の応募の中から100人に絞り込んだと発表しました。その後の最終選考に残った24人は、それぞれ4人で構成される6グループに分かれて2024年から2年ごとに火星に向けて出発し、定住を目指す、という発表になっています。

なぜ「片道切符」かというと、火星到達までにかかる期間が約7カ月なのに対して、米マサチューセッツ工科大学の推定によれば、たとえ第1陣のチームが火星着陸に成功したとしても、現在の技術では68日しか生存できない、ということです。
  • 宇宙・火星への夢の旅行・・
昔の日本人が、空の月の模様を見て「ウサギがいる」と月見をしたりしたのと同じように、火星に見られる模様を見て「火星に宇宙人がいる!」と考えられていたのは記憶に新しい所です。

そういった背景から、今までに色々な映画が発表されてきました。
  • 「月世界旅行」ジョルジュ・メリエス(1902)
  • 「カプリコン・1」ピーター・ハイアムズ(1997)
  • 「マーズ・アタック」ティム・バートン(1997)
  • 「トータル・リコール」ポール・バーホーベン(1990)
  • 「レッド・プラネット」アントニー・ホフマン(2000)
  • 「オデッセイ」リドリー・スコット(2015)などなど・・
過去には、火星に行き、宇宙人と対決し…という流れでしたが、「オデッセイ」では、もうこれDASH島じゃ!?と思ってしまいましたが( ;∀;)